歯周病にならないための精度の高いクリーニング
当院では、スイス製の先進機器「EMSエアフロープロフィラキシスマスター」を導入し、高精度なクリーニングを行っております。この機器は、微細なパウダーを歯の表面に吹き付けることで、歯周病の原因となるバイオフィルムを効率よく除去します。従来のスケーラーによる処置では、バイオフィルムを削り取る際に痛みや不快感を伴うことがありました。しかし、EMSエアフロープロフィラキシスマスターではパウダーの力で優しく洗い流すため、歯の表面や歯茎を傷つける心配が少なく、快適にケアを受けていただけます。歯周病対策をより快適に、確実に進めたい方は、ぜひ当院のEMSエアフロープロフィラキシスマスターを体験してみてください。
抜歯につながる怖い歯周病とは?
歯周病は、気づかぬうちに進行してしまう病気です。むし歯のように痛みや穴があればすぐに異常に気づけますが、歯周病は痛みが出にくいため、「自分には関係ない」と思われがちです。その結果、症状が進んでから発見され、抜歯に至るケースも少なくありません。歯科医院での定期検診を受けていれば、歯茎の状態を継続的にチェックできるため、歯周病の予防や早期対処が可能です。しかし、歯が痛くなったときや詰め物が取れたときだけ通院する方は、気づかないうちに進行してしまうリスクが高くなります。「痛くないから大丈夫」という油断が、取り返しのつかない結果を招くこともあります。実際、歯を失う原因の多くは「歯周病」であり、治療が遅れた患者様からは「もっと早く対策しておけばよかった」との声をよく耳にします。一度失った歯は、二度と自然に戻りません。だからこそ、早めの予防が何よりも大切なのです。
定期検診を受けて頂きたい理由
歯周ポケット内の細菌は時間が経つと蓄積していくため
歯周ポケット内に存在する歯周病の原因菌(主にグラム陰性菌)は、専門的な処置によって一時的に減少しますが、約3〜4ヶ月で元の状態に戻る傾向があります。放置すると、再び歯茎に炎症を引き起こし、歯周病の再発や悪化につながる可能性があります。そうならないためにも、定期的な検診を受けることが大切です。検診によって口腔内の状態を継続的に管理し、歯周病の進行を未然に防ぎましょう。
ホームケアでは取りきれない汚れがつくため
日々の歯みがきは、むし歯や歯周病予防に欠かせませんが、実は歯ブラシだけでは落としきれない汚れが残ってしまうことがあります。特に歯茎より下の「歯周ポケット内部」の汚れは、家庭でのケアでは除去が難しい部分です。そこで必要となるのが、歯科医院で行うプロフェッショナルケアです。歯茎の内側に潜む細菌や歯石までしっかり除去できるため、ホームケアと合わせて行うことで、より効果的な予防が期待できます。
歯周病や初期のむし歯は痛みなく進行するため
歯周病やむし歯の初期段階は、ほとんど自覚症状がありません。そのため「痛みがないから大丈夫」と思って放置してしまうと、知らないうちに症状が進行し、手遅れになることもあります。 定期検診では、こうした見た目や感覚ではわかりづらい異変を早期に発見し、必要なケアを施すことができます。ご自身でのケアに加え、プロの目によるチェックとクリーニングを組み合わせることで、予防効果は大きく高まります。
定期検診メニュー
ブラッシング指導
毎日のブラッシングは、患者様ご自身で行える予防ケアの基本です。ただし、歯並びや歯の形、歯茎の状態などにより、正しい磨き方は人それぞれ異なります。当院では、お一人おひとりのお口の状態に合わせて、歯の汚れをしっかり落とせる最適なブラッシング方法を丁寧にご指導いたします。ご自宅でのセルフケアの質を高め、むし歯や歯周病の予防につなげましょう。
PMTC
PMTCとは、歯科医師や歯科衛生士が専用の機器と技術を用いて、歯の表面を徹底的に清掃するプロフェッショナルケアです。普段の歯磨きでは取りきれないプラークや歯石をしっかり除去し、口腔内を清潔な状態に保ちます。数ヶ月に1度のペースでPMTCを受けていただくことで、むし歯や歯周病のリスクを大きく減らすことができます。
フッ素塗布
フッ素には、歯の再石灰化を助け、歯質を強化する働きがあります。毎日の食事によって歯の表面は酸で溶けやすくなりますが、唾液とフッ素の力で修復を促すことができ、むし歯を予防する効果が期待できます。当院では、年齢やむし歯リスクに応じて、定期的なフッ素塗布をおすすめしています。
エアフロー
エアフローは、微細なパウダーをジェット噴射で歯に吹き付けて汚れを落とす、専用のクリーニング機器です。通常の歯みがきでは届きにくい歯と歯の間、歯周ポケットの奥深くまでパウダーが入り込み、しつこい汚れや歯周病の原因菌も効果的に除去できます。快適で痛みが少なく、予防歯科として非常に有効な方法です。こちらの施術は自費診療となります。
歯周病の進行状態と治療方法
歯肉炎(歯周ポケットの深さ1〜2mm)
歯茎のみに炎症が生じている状態で、「歯肉炎」と呼ばれます。痛みはほとんどありませんが、歯磨きの際や硬いものを食べたときに、歯茎から出血しやすくなります。自覚症状が乏しいため、気づかないうちに進行していることもあります。
治療方法
専用器具で歯の表面をきれいにクリーニングし、患者様に合った歯磨き方法を指導いたします。日々のセルフケアの質を高めることが大切です。
軽度歯周炎(歯周ポケットの深さ3〜4mm)
この段階では、歯を支える歯槽骨が少しずつ溶けはじめています。歯磨き時の出血、歯茎の腫れぼったさ、違和感などの症状が出ることもありますが、まだ無症状で気づきにくい場合もあります。
治療方法
スケーラーと呼ばれる専用の器具を使い、歯や根の表面に付着したプラークや歯石を丁寧に除去します。
中等度歯周炎(歯周ポケットの深さ5~7mm)
歯槽骨が1/3〜2/3ほど破壊された状態です。冷たいものがしみる、歯茎からの出血、腫れとひきの繰り返し、歯の動揺、膿の排出、口臭などの症状が現れやすくなります。
治療方法
歯周ポケットの奥深くにこびりついた歯石を取り除く処置が必要で、痛みを伴うことがあるため局所麻酔を使用する場合があります。必要に応じて、歯周外科手術を行うこともあります。
重度歯周炎(歯周ポケットの深さ7mm以上)
歯槽骨の2/3以上が失われた状態です。歯茎を押すと膿が出たり、強い口臭がする、歯が大きくぐらつく、咀嚼が困難になるなど、生活に支障をきたすほどの症状が出ることがあります。放置すれば、歯が自然に抜け落ちることもあります。
治療方法
プラークや歯石の除去とあわせて、外科的な処置を行います。それでも改善が見られない場合には、抜歯が検討されることもあります。重症化する前に、早期の受診と予防ケアが重要です。
歯周病を予防するための重要なこと
歯周病を防ぐうえで基本となるのは、やはり毎日の歯みがきによるプラークの除去です。しかし、それだけでは万全とは言えません。歯周病は生活習慣や体調の変化とも深く関係しているため、原因となる生活習慣を見直し、改善していくことが再発防止につながります。どれほど丁寧な治療を受けても、セルフケアを怠ったり、定期的なメンテナンスを受けなかったりすると、歯周病は再び進行してしまう恐れがあります。そのため、「ならないように予防する」意識こそが最も重要なのです。当院では、患者様のお口の状態に合わせたブラッシング方法のご提案も行っております。気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。